英語で人生を豊かに

日本人から世界人へ

 

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東洋経済にこんな記事が書かれていました。

 

toyokeizai.net

 

要約すると「留学経験は必ずしも日本の社会で有利に立てる要因ではない」という事。

正直僕は日本での社会経験がないので留学が日本の社会でどれだけ優遇されるかは

わかりかねますし興味を持った事もないです。

 

ただ僕が個人的に思うのは、

「そもそも日本の社会で優遇対応されたい人がなぜ留学する必要があるのか?」

という事です。

 

僕もその中の一人だったんですが、

日本人留学生は何故か日本に帰る事を前提として留学している人が大多数でした。

 

自分の国なんだから当たり前じゃん!

と思われるかもしれませんが僕が知る限り帰るつもりで渡米してくるのは日本人だけ。他の国、例えば中国、フィリピン、韓国などの同じアジア圏内の人でも彼らは渡米したからには『命懸けで移住する』気でいます。

 

VISAなしで入国し、国に入ってから何とかするという方達も大勢います。

むしろ移民だったらそっちの方が多いんじゃないかと思わせるぐらいです。

 

これは日本とアメリカの生活水準や自国の貨幣の価値がほぼ同じレベル、もしくは

日本の方が水準がやや上にある事が起因します。

 

例えば日本でコカコーラのペットボトル500mlを買おうとすれば150円が相場だと思います。

同じサイズのコカコーラをアメリカで買うと$1.69が相場。

物の対価が大体同じですよね。

 

ところがアメリカより生活水準や貨幣の価値が低い国から訪れた人達はというと

アルバイトして稼いだ月収が自国の10倍だったりします。

だから一度アメリカに来ると自国に帰るようなことはしないし、滞在し続ける事に凄くハングリーです。

 

僕の知り合いに不法入国したグアテマラ出身のクリスという歳下の男の子がいます。

当時彼まだ18歳のクリスは渡米後バイトを三つ掛け持ちし週7日働いていました。

三年後、彼は貯金が2万ドルに達し、自国の家族に家をプレゼントしたそうです。

彼がグアテマラを出た時彼の家にはエアコンはおろか、テレビもなかったそうです。

そういう国で暮らしている人達が地球上にはまだまだたくさんあるのです。

 

僕はギリギリ昭和産まれですが、記憶する限り生活に困った事はありません。

冷蔵庫を開ければいつでも冷たい飲み物が飲めるし、お腹が減れば適当にレンジで

チンして食べられていました。

そうでない人もいると思いますが僕のブログを読んでくれているという事は最低限の生活は保証されているのではないでしょうか。

 

「現代では物が溢れかえっている」

 

というような事をよく耳にしますがこれは本当に正しいでしょうか?

貧しい国の人達からしたら"偏っている"だけなんじゃないでしょうか?

 

日本を出てわかった事

僕は日本人として産まれてきた事を本当に幸運に感じます。

日本人というだけで世界人へ近づけるからです。

 

先ほども述べましたが日本は世界でもトップレベルの裕福な国です。

これは日本人にとって『留学』は生活水準の低い国に比べ経済的なハードルが

とてつもなく低いという事を意味します。

これが『海外旅行』となるとよりハードルが下がります。

 

そして何より日本のパスポートの持つ国としての信頼性の高さ。

これは日本に生まれた人"全員"に与えられる世界的に優遇された特権です。

日本のパスポートを使ってビザなしで訪れられる国、その数なんと173カ国!

地球上には195カ国あるので地球上の約89%の国にビザなしで行けるという計算です!ちなみにフィリピンではビザなしで訪問できる国が25カ国しかないらしいので日本のパスポートはフィリピンの7倍の価値がある事になります。

 

余談ですが僕の親友にフィリピン人がいるのですが彼はついこの間アメリカ国籍を取得

しました。

理由は日本に行きたかったかららしいです。

日本は先ほど言った25カ国の中に含まれていないため彼は旅行だろうと日本の地を踏むのにビザがいるそうです。

 

ちなみに日本人は入国が厳しいアメリカでさえ3ヶ月はビザなしで滞在できます。

日本人は何処の国でもウェルカムモードなんです。

世界レベルで羨まれるパスポートを持ちながら海外に出ないなんてもったいなさすぎます!

しかもここまでインフラの整った時代が未だかつてあったでしょうか?

そう、世はまさに大航海時代なのです!

 

『留学を失敗する人』について

「留学は有限であるのにも関わらず勘違いして留学するヤツは失敗する」と上の記事で

書かれておりましたが丁重に鼻で笑わさせて頂きました。

だって人生自体有限じゃないですか。人はいつか死ぬんですよ。

それだったら失敗したって挑戦した方がいいじゃないですか。

失敗は挑戦の先にしかないんです。

結果が大事という人もいますが、挑戦の結果失敗したとなってもその結果また挑戦すればいいじゃないですか。

 

僕の経験から言っても留学を失敗で終わらせて帰る人は確かにいます。

でもこれは読んで字の如く『失敗したまま帰る』からそのレッテルを貼られるのです。

帰らなければいいのに。

 

成功するまで挑戦する。

この志を貫き通す。

日本の企業はこのファイティングスピリッツを求めているんじゃないでしょうか。

 

我々の先祖には神風特攻隊という方達がおられました。

彼らは自分の命を捨てでも成し遂げたい事がありました。

そんなご先祖様達がいながら留学いって土産なしで帰国しましたじゃ失敗と罵られても仕方ないです。

 

上の記事の最後に「留学はプラスαとして考える」と書かれていました。

これについては大賛成です。

 

日本人にとって留学自体は誰でも出来るハードルの低い物になってしまいました。

なのでそれプラス何かの経験を積まなければ留学に価値があったとはみなされません。僕は留学してしばらく経ってからこの事に気づきました。

 

大事なのは行動する事ではなく行動を止めない事。

前に進み続ける事。

 

なんでもいいからとりあえず挑戦して経験してそれが1センチでもいいから前に進んで

さえすればその先に何か見えてきます。

それを1メートル、1キロとコツコツ距離を伸ばして行けばいいんです。

スタート地点からは見えなかった景色がその先にある。

そう信じて進む。

 

bossも言ってた。僕たちは若い、先は長い、深い、言葉にならないくらい。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

以上、日本人から世界人へでした。

 

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