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留学生がソーシャルセキュリティーナンバーを取得する方法

「ソーシャルナンバーさえあれば・・・」

 

アメリカに来てしばらく経った留学生なら必ずぶつかる壁、

それがソーシャルセキュリティーナンバー。

 

アメリカでソーシャルセキュリティーナンバーを持っていないのは人として存在していないのと同じことです。

 そんなソーシャルセキュリティーナンバーはアメリカ生活において必須アイテム なので出来るだけ早く取得してしまいましょう。

 

ソーシャルセキュリテーナンバーとは?

ソーシャルセキュリティーナンバーとは納税者番号の事で、日本でのマイナンバー制度と同じものと言えます。

 

アメリカにおいて個人が支払っている税金はソーシャルセキュリティーナンバーによって政府が管理・記録しています。

ソーシャルセキュリティーナンバーがあるからこそアメリカは国としてどれだけお金があるかを常に把握できるって事です。

 

ソーシャルセキュリティーナンバーは仕事を得る時、政府からのベネフィットをもらう時などに使われます。

そのほかにも車を買う時やアパートの契約をする時など日常生活でも度々使用する場面があるのでアメリカ人からした持ってないなんてありえない代物です。

 

こちらが政府のソーシャルセキュリティーナンバーに関するWebページ

https://www.ssa.gov/ssnumber/

 

ソーシャルセキュリティーナンバーを持ってない場合のデメリット

 ソーシャルセキュリティーナンバーを持っていないと、持っている人が受けている恩恵(持っている人は当たり前にに受けているので恩恵とすら思っていない)が一切貰えない、かつ余分に支払いをしなければならないなど生活レベルが一般のアメリカ人より下回ります。

 

つまりソーシャルセキュリティーナンバーを持っていない人はマイナスの生活を強いられることになるのでアメリカで生活していく上では必需品です。

 ソーシャルセキュリティーナンバーを持っていないと生活していく上でデメリットしかありません。

 

例えば

  • アパート、携帯電話などの契約ができない

契約ができたとしてもデポジットと呼ばれる保証金(アパートのデポジットの相場は家賃1−2ヶ月分)を初めに払わなければいけません。

これは相当の出費になります。

例えば家賃$800の所に引っ越すとして引っ越しにかかる費用は$800+$800で$1600

デポジットは一度預けてアパートを出る時に払い戻されるのですが、アパートのオーナも一度手元に入ってきたお金なので難癖をつけて100%は返さないようにします。

 

  • クレジットカードが作れない

日本人の感覚から言うとクレジットカードなんているの?と思うかもしれませんが、

クレジットカードはソーシャルセキュリティーナンバー同様アメリカ生活をする上では必需品です。

なぜならアメリカでクレジットカードを使って返済していく事を繰り返すとクレジットヒストリーを築く事ができるからです。

 

日本ではクレジットカードの恩恵はポイントやマイルなどワンクッション置いたものに払われるようですが、ここアメリカでは違います。

クレジットヒストリーを築きクレジットスコアを高い位置で維持することで低い金利でお金を借りる事ができます。

 

クレジットヒストリーとクレジットスコアはまた別の記事で詳しく説明します。

 

  • 運転免許証が届かない。

これは留学生あるあるネタになりつつあります。

僕がアメリカに来た頃は学生だろうと運転免許証は5年(ビザの期限と同じ)更新だったのですが2017年現在ではだいぶ状況が変わりました。

現在では学生はI-20の期間分しか運転免許証が発行されません。

 

しかも留学生は一筋縄では運転免許証自体手に入りません。

一度申請した後にサクラメントにあるDMVのオフィスに自分で電話をして身元を確認しなければなりません。

なので申請しただけではいくら待ってても運転免許証が届く事はないのです。

 

友人の例ですが2015年の11月に運転免許証を盗まれ、再申請。

待てども待てども一向に届くことはなく結局届いたのは2016年の12月。

そして次回の免許証の更新が2017年の6月でした。

手元に届くだけありがたいですがソーシャルセキュリティーナンバーを持っていないだけで何回もDMVに足を運ぶのは骨が折れます。

 

ちなみにソーシャルセキュリティーナンバーさえ持っていればDMVのWebサイトでワンクリックで更新できるので持っている人と持っていない人の差はクジラとグッピーぐらいあります。

 

ソーシャルセキュリテイーナンバーを取得する方法

学生ビザでのソーシャルセキュリティーナンバーの取得は通常不可能とされています。

ひと昔前までは申請すれば誰でも取得ができたらしいのですが今では規制が厳しくなりソーシャルセキュリテイーナンバーを申請できるのは就労できるビザを所有している人に限られました。

 

しかし学生ビザでもソーシャルセキュリティーナンバーを取得する道はあります。

取得する方法は大きく分けて3つ。

  1. キャンパス内でのアルバイト
  2. OPT(Optiional Practical Training)
  3. CPT(Curricular Practical Training

 

キャンパス内でのアルバイト

これはカレッジや語学学校内でアルバイトをする時に学校側からワークパーミット(労働許可書)を出してもらうやり方です。

キャンパス内のアルバイトの内容は主に

  • カフェテリア
  • ブックストア
  • アドミニストレーションオフィス

など種類は少ないですが働けるところは一つではありません。

キャンパス内でアルバイトしたいのであれば、成績が優秀である事や学校側と親密な関係である必要があります。

 

OPT

Optional Practical Training通称OPTはカレッジや専門学校を卒業した後に自分が学んだ科目に関連した企業様で12ヶ月間だけ"職業研修"を行うものです。

OPT先である企業様にワークパーミットを出していただきソーシャルセキュリティーナンバーを取得します。

 

例えばカレッジでアートを専攻していたのであればOPT先はアートに関連した職業でないといけません。

なのでアメリカに住むという志があるのであればビジネスなど就職先の"受け皿が広い"科目を専攻していた方がOPT先を探すときに楽です。

 

CPT

Curricular Practical Training通称CPTはカレッジや専門学校をある一定の期間通うことによってオフキャンパス(学校外)で職業研修を行うものです。

 

OPTと同じでCPTは自分が専攻している科目に関連する職業でなくてはいけません。

OPTと違ってCPTはあまり知られている方法ではないですがCPTを先に取得し、

卒業したらOPTに切り替えるということをすれば合法的に働ける期間が長くなります。

 

OPTと違って学校に在学している段階で合法的に働くことができ、なおかつソーシャルセキュリティーナンバーも取得できるのでCPTは必ず利用しましょう。

 

まとめ

アメリカの国民からしたらソーシャルセキュリティーナンバーは持っていて当然のものですが留学生には表と裏の顔があります。

表とは働く時などソーシャルセキュリティーナンバーが必要な時であり、

裏とはローンを組む時などソーシャルセキュリティーナンバーを利用する時です。

 

アメリカの資本主義のシステムを利用するためにはソーシャルナンバーの取得が

絶対不可欠です。

 

OPTを通して申請するソーシャルセキュリティーナンバーは12ヶ月間有効ですがこれはソーシャルセキュリティーナンバーを使って合法に働けるのが12ヶ月間であり、ソーシャルセキュリティーナンバーが使えなくなるわけではありません。

 

つまり一度とってさえしまえば恩恵を受け続ける事ができるという事です。

留学したばかりでは必要性にあまりピンときてないと思いますが一早くソーシャルセキュリティーナンバーを取得することを強くおすすめします。

 

以上 、留学生がソーシャルセキュリティーナンバーを取得する方法でした!