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アメリカのホームパーティでヒーローになる方法

「アメリカ人の友達と親密な関係になりたい。」
 
そんな時は自分の家に友達を集めてホームパーティを開けば友達との距離もぐっと縮まります。
 
ちなみにここで言うホームパーティーとは俗に言う『ウェーイ系』のホームパーティーではなく『アットホームな』ホームパーティーの事です。
もしウェーイ系でヒーローになりたいのであれば、向こうの誘いには全て「I'm down」と答えましょう。
こいつはノリがいいと思われ、良いものも悪いものもふってくれるでしょう。
 
肝心なアットホームなホームパーティーですが、語学力が乏しくても大丈夫。
日本人にはおもてなしという強い武器があります。
そこをうまく使いアメリカのホームパーティでヒーローになりましょう。
  

 
見た目でもてなす

まずは見た目から。

実はここは留学生の僕たちにとって最重要ポイントになります。

話があまり通じない相手とコミュニケーションを取らなければいけないので第一印象で相手の心をぐっと掴む事が大事です。

なので相手にいじってもらえるような服装を準備しましょう。

 

それではどんな服か。

僕の経験から言って日本を連想させる服装が一番いじってもらえます。

僕のオススメは作務衣(サムエと読みます)です。

これは焼き鳥屋さんのユニフォームなどで使われているもので、深夜食堂のマスターが着ていたものです。

もし作務衣がなければ甚平で代用して下さい。

 

なんでそんなもの着るの?

と不思議に思った方は次の項目を。

 

料理でもてなす

アメリカのホームパーティというとみんなで食べ物を持ち寄ってお酒を飲みながらというのが定番なのですが、自分で主催するホームパーティーは自分が料理長になって友達をおもてなししましょう。

 

この料理長というワンピースでいうサンジ的ポジションは張り切って死守して下さい。

これさえ死守すればキャンプなどに行った時も大活躍間違いなしです。

この料理でもてなすという事が日本人がアメリカのホームパーティーでヒーローになれる唯一無二のジャンルです。

 

理由は日本人というのはグルメ民族であり、料理をするという事を初等教育から学んでいるからです。

一方ここアメリカでは料理は学校で自分で専攻しない限り習う事ができません。

昼ごはんにスナック菓子などを食べている小学生もいるそうです。

つまり、アメリカ人は料理ができないのが当たり前。

 

そんな料理ができないアメリカ人のために軽い料理を作ってあげたもんなら大喜びになりあなたの株は高騰するでしょう。

 

アメリカのホームパーティーで料理をしてそれを友達に食べさせてあげる。

こんな簡単な事であなたはたちまちヒーロー間違いなし。

 

じゃあ何を作ればいいの?

 

和食こそ至高

まず服装から入ったのはこの和食という所にたどり着くためです。
作務衣を着た日本人が和食を作って食べさせてくれる。
我々日本人からしたらちょっとコスプレした人に夕飯をご馳走になるというレベルですが彼らからしたらそれがとても非現実的に見えます。
 
料理に自信ないんですが・・・
 
ご安心ください。
和食と言っても里芋とイカの煮物などに手を出す必要はありません。
むしろその辺のコアな料理は相手に求められていないばかりか見た目からして食べてもらえない可能性があります。
 
アメリカのホームパーティで料理をする時に抑えるポイントはひつだけです。
 
美味しさを求めるよりも見た目を重要視する事
 
これだけです。
味は二の次です。
それでもさすがに不味いものを出すのは気がひける・・・
 
 
ご安心ください。
 
 
当方、アメリカでの飲食店での経験が長いためアメリカ人の食に対するニーズを心得ております。
そのニーズとは大きく分類して二つ
ソースとテクスチャーです。
 
大事な事なのでもう一度言いますね。
ソースとテクスチャー。
 
ソースというのはウースターソースの事ではなくソース類全般のことです。
ケチャップ、マヨネーズ、ランチソースなどがこれに含まれます。
アメリカ人は食べ物をソースにつける(英語でdipすると言います)のが大好きなのでソースは外せません。
 
そしてテクスチャーとは食感のことです。
サクサク、カリカリ、なんでもいいんですが食感を楽しめるようなものが好まれます。
これには理由があってアメリカンフードというものは噛めるものがあまりません。
ハンバーガー、マッシュポテト、マックエンチーズなど普段は柔らかいものばかり食べているので食感というものに飢えているのです。
 
 
これら全てを満たした料理、それは・・・
 

ホームパーティで絶対ウケる料理ベスト3

第一位 たこ焼き
売名行為ではないですがたこ焼きはめっちゃくちゃウケます。
 
鉄板や具材はTOKYO CENTRALなどの日本のマーケットで購入可能です。
 
たこ焼きが喜ばれる理由としては焼いている所作。
液体からボール状になるのがとても不思議に見えるそうでたこ焼きパーティーをした時は僕がセンマイどうしでクルクルしてる所を夜通しムービーで撮られていました。
 
そして何と言ってもたこ焼きソースとキューピーマヨネーズの力が偉大です。
どんな形状で出来上がろうとこの子たちを上にかければあら不思議、味はたこ焼きなのです。
 
たまにタコの見た目が気持ち悪くて食べられないという方もいるのですがそんな時はこんにゃくで代用すればおkです。
 
第二位 鍋
鍋も失敗しなくて美味しいものが作れる代表格。
鍋のスープを買ってくればとりあえず突っ込んで終わりなので楽チン。
 
土鍋も日本のマーケットで購入可能です。
 
鍋は土鍋とガスコンロさえあればそれっぽく見え、ポン酢とゴマだれがあれば味も決して不味くはなりません。
 
ただ鍋はやっぱり冬にしかその威力を発揮できないため今回は二位にさせてもらいました。
 
第三位 手巻きすし
 
握りはさすがに難易度が高過ぎるし数をこなすのが大変なので手巻き寿司がオススメです。
 
手巻き寿司なら唐揚げなど少しパニクった具材も使えるし、レクチャーできるので一体感が生まれます。
ちなみに寿司ネタは日本か韓国系のマーケットに行けば刺身のバラエティーパックが売られているのでそれで充分です。
 
三位にした理由はやはり寿司は職人さんが握ったものを食べるべきという僕の意向です。
美味い美味いと喜んでもらえるので嬉しいのですが内心は寿司はやっぱり日本で食べて欲しいなと思っております。
 

まとめ

おもてなしというのは日本人の心の中に必ずあるもので世界中どこの国の人でも感じられるものだと僕は思っています。
言葉の通じない相手にはやり過ぎた方がいいです。
ちょっとした気遣いというのが日本では主流ですがここアメリカでは大胆に行動した方がわかりやすくてウケがいいので張り切っておもてなししましょう。
 
おもてなしする料理のことですが日本人がオシャレと感じている食べ物にはあまり興味を持ってもらえないみたいです。
それよりもやはり和を感じられるものの方が喜んでもらえるのでクックパッドなどを参考にレパートリーを増やしてみてはどうでしょうか?
 
 
以上、アメリカのホームパーティでヒーローになる方法でした!