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ブレインストーミングとはマジカルバナナの事です

「バナナと言ったらき・い・ろ」
 
日本人はイノベーションが得意ではないと言われています。
それは発想を生み出す教育をうけていないからです。
日本の教育は点数制。
良いか悪いかではなく点数が高いか低いかで評価を受けます。
点数制は確かに平等ですがこれでは個性は生まれてきません。
 
アメリカの授業ではよくエッセイというものを書かされます。
エッセイとは英作文の事で、自分の意見を紙の上で表現しなくてはなりません。
 
日本での教育の場合作文といえば国語の授業ですが、アメリカではエッセイを提出しろという授業は少なくありません。
つまり作文がもっと身近なものにあり、自分の意見を言葉にする機会を頻繁に与えられるのです。
 
このエッセイを書く時に必要な能力がブレインストーミングです。
アイデアなしには何も書き進められないからです。
アメリカ人はこのブレインストーミングを幼少期から幾度となくやらされてきているので斬新なアイデアがピコンと閃くのです。
 
アメリカ教育では誰もが必ず習うブレインストーミングですが日本人にはあまり馴染みがありません。
点数制である日本の教育には必要ないからです。
 
しかし日本にもブレインストーミングの文化は存在しました。
それがマジカルバナナという連想ゲームです。
ちゃんちゃんという手拍子の間に前の人が言ったものに関連するものを答えて行くというゲームで僕が小さい時には一世を風靡しました。
 
日本人は流行りというものにすごく敏感なのでマジカルバナナなんて今ではほとんどの人が覚えてないのではないでしょうか。
しかしこれは立派なブレインストーミングです。
ただブレインストーミングは単発のアイデアではなく関連性を求めるものであり、3つ前のものが何か覚えていないでは話になりません。

ブレインストーミングとは

ブレインストーミングとはキーワードを元に発想したアイデアを羅列していくのではなく繋げていくアイデア発想方です。
 
たとえばマインドマップと呼ばれる物がありますが、マインドマップはブレインストーミングの考えを元に、より視覚化を強化したものです。
僕もマインドマップの本を読んで試してみたのですが芸術性に欠ける僕には向いていませんでした。
 
その点ブレインストーミングはとてもシンプルで僕は今でもよく使います。
日常生活で「どうしたらいいかな?」と思った時にはとても役にたちます。
 

ブレインストーミングを使う場面

ブレインストーミングは答えではなくアイデアを出すものなので一人でやるのはもちろんのこと大勢の会議などではもっと有効です。
 
ブレインストーミングを一人でやる場合、自分の頭の中からしか連想できません。
しかし大勢の会議でブレインストーミングを行う場合一つのキーワードから連想されるものは人それぞれなので自分では考えつかなかったような事まで誰かが指摘、連想してもらえるからです。
そしてその他人の意見に自分の連想したものを乗っけていけば倍々でアイデアは膨らみます。
 
ブレインストーミングで会議する時の注意ですがアイデアを出す時間と整理、アイデアに意見を述べる時間は分けた方がいいです。
量から質に絞るようにしてください。

ブレインストーミングのツールとやり方、進め方

ブレインストーミングのやり方はいたって簡単で必要なツールは紙とペンのみ。
最近ではブレインストーミングのアプリなどもあっていつでもどこでも出来ます。
しかしながら僕が紹介したいのは王道の紙とペンの方です。
理由はスマホの小さい画面では全体像が掴みにくいからです。
 
それでは詳しいやり方です。
まず紙の中央にメインのキーワードを入れます。
僕は個人的にキーワードを丸で囲むくせがありますが別に囲まなくてもいいです。
 
次にメインのキーワードから線を根っこを伸ばします。
伸ばした根っこの先にメインのキーワードから連想される新たなキーワードを書いていきます。
そしてまた新たなキーワードから連想されるものを次の根っことして伸ばしていきます。
 
例えばメインキーワードがバナナだったとします。
連想されるものは黄色、甘い、皮は滑るなどですね。
そして黄色から連想されるものがヒマワリ、タンポポ、Gボーイズなどです。
これらのキーワードを図にするとこうなります。

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このキーワードを視覚化していく事がブレインストーミングの醍醐味です。
 
ブレインストーミングのコツは『瞬間的な閃きをアイデアとして紙に留める事』。
簡単にいうと思いついた物はどんどん書きなぐっていくという事です。
 
ブレインストーミングの進め方にこだわる方もいると思いますが僕はおすすめできません。
まずここから始めようと思って進めていっても何処かでこれとこれは関係するなという所が出てくるし順番を気にしていてはせっかく湧き出たアイデアが飛んでいってしまう可能性があるからです。
 
先ほどのバナナの例は一層目、二層目と連想させていきましたがこれは文字に起こさなければいけなかったのでそうしました。
普段の僕のブレインストーミングはとてもランダムな進め方をしていきます。

まとめ

ブレインストーミングは新しいアイデアを掘り出すことに非常に向いています。
私ごとですがこの夏に二週間の休みがあります。
何が二週間でできるのかなーと考えた結果やはり趣味である旅行でした。
 
そこでブレインストーミングしたところアムトラックと呼ばれる電車でアメリカを一周できる事を発見しました。
これは二週間の休みというメインキーワードからブレインストーミングをした事で導き出されたものでした。
旅行でブレインストーミングを始めていたら旅行先は一箇所にしか絞れていなかったと思います。
 
ブレインストーミングは慣れればどんどんアイデアが出てくるものなので日々行っていく事をおすすめします。
その練習になるのがマジカルバナナです。
このゲームが今もなを流行っていたとしたら日本の現在はもっとアイデア豊かな国になっていたかもしれません。
 
以上、 ブレインストーミングとはマジカルバナナの事です、でした!